第4回目は人工衛星を打ち上げる目的を遂行するミッション系の帯電班の活動内容を紹介します。
-自己紹介と、この系のメンバー紹介をお願いします!
機械知能工学科機械工学コース4年の平川 洸です。帯電班はわたしと2年生3名で活動しています。
-衛星開発プロジェクトに入った理由を教えて下さい!
いい経験になるぞと思ったので。
-この系は何をする系ですか?
よつばのミッションのひとつ「帯電観測ミッション」のためのミッション機器を開発しています。加えて、ミッション全体を制御する「ミッションコントロール」の開発も担当しています。
-具体的な仕事(作業)としては何がありますか?
測定のためのアナログ回路や、制御のためのデジタル回路を設計します。最終的にはプリント基板にして、衛星に組み込みます。マイコンやセンサを動かすためのプログラムも書きます(C言語です)。バス系や九大ミッション系との調整も多いです。
-YOTSUBA-KULOVERではどのような役割がありますか?
帯電ミッションだけでなく、データの収集や管理といったミッション全体の制御を担っていますので、ミッション成功のカギを握っていると言っていいと思います。
-現在は何に取り組んでいますか?
アナログ回路の設計をしたり、ミッション系の細かい仕様を決めたりしています。九大ミッションに必要なGPS受信機の開発も大きな懸案事項です。
-開発していて楽しいこと/楽しい時はなんですか?
設計した回路や基板が製造されて、実物となるのを見るのは嬉しいです。様々な制限の中で実現できるシステムを考えるのも苦しいながら楽しいことだと思います。
-逆に苦労すること/辛かったことはなんですか?
前例がないことをやる場合もあるので、お手本がなかったり見通しが立たなかったりと苦しい開発になることもあります(ありました)。あと個人的にはプログラムを書くのが苦手なのでソフト開発がちょっと辛いです。
-他系とはどのような繋がりがありますか?
ミッション系は他系の支援を受けながらの開発が多めです。ミッションでやりたいことと可能なことのバランスを考えながら他系との調整をすることも多いです。たとえばOBCとはコマンドやデータの内容を決めて通信をしますし、通信系にはミッションデータを地上に向けて送信してもらいます。使用する電力を計算して、電源系に電源を確保してもらうことも必要です。もちろん九大ミッションとの調整や統合もあります。
-開発以外の部内でのイベント等で、思い出に残っているものはなんですか?
よつばの前に開発した「みつば」の打ち上げを見に行ったことですね。打ち上げは失敗して「みつば」も海に墜ちてしまいましたが、一生モノの思い出になったと思っています。
-衛星開発プロジェクトの魅力はなんだとおもいますか?
やっぱり、本物の衛星を開発して打ち上げてもらうまでを経験できることだと思います。あといい人ばっかりです。
-最後に、新入生に一言お願いします!
ミッション系はいつも人手不足気味です。あなたをお待ちしています…
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